菅野美穂「27歳の自分に会えたら『“正しいこと”より“優しいこと”が尊いって気づくようになっていくからね』って言いたい」【わたしが27歳だったころ】

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わたしが27歳だったころ。様々な分野で活躍する大人の女性たちにも、私たちと同じ、27歳のときがありました。彼女たちが当時、何に悩み、どんな努力をしてきたのかを伺う本誌の新連載。センパイたちの経験から、素敵な大人に近づくヒントを見つけて! 第一回目は菅野美穂さんの「あの頃」。女優 菅野美穂さん15歳でデビュー以来、多くのドラマや映画で印象的な役柄を演じてきた菅野美穂さん。現在はふたりのお子さんを育てながらも、女性誌やCMなどで変わらぬその美しい姿を見せています。そんな菅野さんの「あの頃」は?-クレジット-ワンピース¥32000、パンツ¥26000/バウム・ウンド・ヘルガーテン(ユニット&ゲスト) イヤカフ¥5400/セルフォード(セルフォード ルミネ新宿1店) ベルト/スタイリスト私物【PROFILE】1977年、埼玉県生まれ。中学3年のときに、ドラマ「ツインズ教師」でデビュー。その後様々な役を経験し、1998年のドラマ「君の手がささやいている」でエランドール新人賞大賞受賞。小誌では表紙や旅企画など、最多出場女優の記録も!ad大人の年齢、「30歳」を目前に理想の自分と現実とのギャップでひたすら焦っていたなぁ振り返れば27歳頃というのは、まさにターニングポイントだったと思います。26歳のとき「大奥」で初めて時代劇を経験し、当時は連ドラの仕事が続けて入っていたので、切れ目のない日々を送らせていただいていました。そんな頃迎えた27歳の誕生日、「30歳まであと3年しかない!」っていうカウントダウン状態に気がついて。30歳といえば当時の私にとっては完成した大人のイメージだったので、あと3年でそのイメージに辿り着けるとは思えなかったんです。15歳でデビューした私は、その頃すでに10年ちょっとのキャリアがあって、微妙な年齢を迎えていたと思います。若い方をリードするような役割も求められたり、作品としては、自分の役のことだけでなく、番宣などドラマ全体のことも求めていただける立場になったり、いろんな監督とも「おひさしぶりです」で始まるお仕事も増えたりして、初々しさで乗り切れる雰囲気ではなくなってきていたんですよね。一方で、周りには到底追いつけそうにない素晴らしい先輩たちがたくさんいて。またプライベートでは、母が30歳の時に結婚したので、自分もそのくらいで結婚するものだと思っていたのに、現実は目の前のお仕事に精一杯で結婚どころではない状態でした。自分の思い描く30歳と、現実のギャップで、焦りの時期だったと思います。ad1ちょうどその頃、現在の事務所に移籍したんです。それを機にスケジュールの立て方も随分変わりました。今年は大きい仕事を何本やって、その合間にお休みを入れて旅をする、と事務所に相談しながらオンとオフを長いスパンで計画できる環境になっていきました。その頃から仕事に対する責任意識も変わった気がします。ヨガを始めたのもこの頃。お世話になっていた監督に勧められて何気なく始めてから、気がつけばもう15年くらい。当の本人は「俺そんなこと言った?」って笑っていましたが、たまたまのタイミングだったんでしょうね。いざ30歳を迎えてみると気が抜けちゃうほど何にも変わりませんでした(笑)。それまでの気負いがぽんとはじけて、急に楽になったような感じでした。仕事を辞めたいとか、向き不向きで悩んだことはなかったなぁ。15歳で仕事を始めた時には聞いてなかったんだけど(笑)、この仕事は、辞めたところで簡単にリセットできるわけでもない、特殊な仕事なんですよね。それは結果的に幸せなことだったのかもしれません。だからと言ってこれが天職!と思えたわけではなく、ただただ、憧れの先輩たちの背中を追って、いつかあんな風になれたらいいなと思いながら、修業を重ねている日々です。読者の皆さんも、きっといろいろ悩んでいると思います。仕事に邁進する人生もいいと思うし、結婚するのもしないのも、子どもを産むのも産まないのも、さまざまな選択肢の中で、何を選ぶにも理由を問われるような時代。でもどれを選んだってその時の自分が選んだ正しい答えなんだと思います。私自身は、37歳で子供を産んだのは遅かったかなと思います。どうしてみんなこんなに大変だって教えてくれなかったの!って思うけれど(笑)、それまでの人生で選んできた自分の道に、やっぱり後悔はありません。ad今もし、27歳の自分に会えたとしたら? もうあの頃の気持ちはほとんど別人のことみたいで思い出せないけど、ひとこと伝えるとしたら「この先、“正しいこと”より“優しいこと”が尊いって気づくようになっていくからね」って言いたいかな。なぁんて、実際は毎日子供たちに怒りすぎて、怒り疲れているのですが(笑)。当時の私が今の私を見たら「そんなに怒る人だっけ?」

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