小林由依「何があっても、ファンの皆さんを悲しませたくないです」【まなざしは未来へと 2】

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小林由依インタビュー「まなざしは未来へと 2」あのとき――。寡黙な彼女の目は、未来だけを見据えていた。7月16日。およそ30万人が視聴したという欅坂46の配信ライヴ。幕張メッセの大ホールに大規模なセットを組み、異なる世界観で、それぞれの曲のメッセージを大胆に発信した。感情とシンクロしていくダンスとメロディとハーモニー。中心にいる彼女のまなざしは強く美しく、とても澄んでいた。変化するうねりの中、彼女は何を思うのか。写真集『感情の構図』の撮影から約2年、写真家・鈴木心が写す彼女の姿と共に届けます。インタビュー「まなざしは未来へと 1」はこちらから-クレジット-ジャケット¥88000、タンクトップ¥22000、パンツ¥69000/すべてフォルテ フォルテ(コロネット)16歳でのデビューから約5年。表現者としての成長は、パフォーマンスを見れば一目瞭然だが、内面的にも、ここ1年ほどで意識の変化を感じている。「メンバーとこまめに連絡を取るようになったのと……。うまく言えないんですが、気持ちが10代の頃よりすこし落ち着いたような気がしています。この世界は、ずっと夢見てた場所だったので、最初は自分が主人公として頑張っていこうと思っていたんです。その意識がグループとして活動する中で徐々に薄くなったというか……。マイナスな意味ではなく、『自分が主役じゃなくていいんだ!』って思えるようになったんです」とても慎重に、言葉を選びながら彼女は話す。でもマスクの上の瞳は、変わらずまっすぐにこちらを見据えている。「負けず嫌いなところがあるので、頑張ればどうにかできるという気持ちがずっとありました。でも、どんなに頑張っても無理なこともあるってことがわかってきたのかな」ad優れた表現者というのは、シンプルな喜怒哀楽ではなく、もっと複雑な、えも言われぬ感情を伝えることができるものだ。自分の内面について語る彼女もまた、寂しさと嬉しさが入り混じったような、泣き出しそうに見えて実は笑っているような、不思議な目をしていた。だから、ゆっくり発せられる言葉と共に、その目の色の変化にもつい引き込まれた。アイドルの世界は、常に課題が与えられて、それをクリアするためにみんなで力を合わせて進んでいく、いわば卒業のない学び舎のようなもの。それまで見えなかったものが見えてきたり、受け入れられなかったものが受け入れられたり。小林由依という女性は、微細な心の変化に驚いたり、戸惑ったり、時に喜んだりしながら、毎日を生きているのだ。演者の気持ちが澄んでいると、見る側の気持ちも透明になる。ad1「あそこまで表現に没頭できるのは稀有な才能だと思います」と、ライヴの感想を彼女に伝えると、「没頭しているとか、何も考えていないとか、無になっているとか、全然そんな天才な感じではないです」と言って、少し寂しそうに微笑む。ライヴが終わった後に、自分たちの映像をチェックしたそうだが、「悪いところばかり目についちゃう」らしい。-クレジット-ジャケット¥88000、タンクトップ¥22000、パンツ¥69000/すべてフォルテ フォルテ(コロネット)自分のパフォーマンスに関してあまりに謙虚なので、「メンバーに褒められたりしないんですか?」と聞くと、少し照れたように、「言われました。『すごくよかったよ』って。それが結構嬉しかったです。思っていることはあっても、あまり『ここがよかったよ〜』とか言わないメンバーが多いんです。でも、今回は、『すごいなと思った』と言ってくれて」と小さな声で言う。「あとは、欅坂46の楽曲は、ファンの皆さんが、今までずっと好きでいてくれたものだと思うので。その世界観をこれからも大切にしていきたい。何があっても、ファンの皆さんを悲しませたくないです」悲しむはずなどない。あのライヴを見た直後、次に彼女たちがどんな表現を見せてくれるのかが楽しみで仕方がなくなった。グループ名なんかどうだっていい。彼女たちはこの5年間、青春時代の痛みを音楽に昇華していく使命を背負い、これからも背負う覚悟でいる。そしてその楽曲の中心で、小林由依という表現者はずっと葛藤し、同時に音楽を楽しんでいるのだ。ad続きは発売中のwith11月号でお楽しみください!【PROFILE】YUI KOBAYASHI1999年10月23日生まれ。埼玉県出身。欅坂46のメンバーとして2016年4月シングル「サイレントマジョリティー」でデビュー。7月16日の配信ライヴ「KEYAKIZAKA46 LiveOnline,but with YOU!」では多くの楽曲でセンターを務めた。そのライヴ内にて、欅坂46が約5年間の歴史に幕を閉じ、新グループ名となり生まれ変わることが発表された。最後の楽曲シングル「誰がその鐘を鳴らすのか?」が好評配信中。【ゆいぽんNE

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