ずっと芸人としてコンプレックスがあった――バービーの考える「芸人論」

download - ずっと芸人としてコンプレックスがあった――バービーの考える「芸人論」 最新情報
初エッセイ集『本音の置き場所』(講談社)を発売された、お笑いコンビ「フォーリンラブ」のバービーさん。本書には、芸人としての仕事論はもちろん、美容や結婚観、セックスについての考え方など様々なトピックスが綴られています。そんなエッセイ集を出したバービーさんに、いまの「本音」を伺いました。初回では、「甘え方」についてお話を伺いましたが、第二回となる今回は、バービーさんの「芸人論」について。【第一回はこちら】<バービーの処世術>“甘える”ことは一方的な行為じゃない――自分の“役割”を悟っていた幼少期ずっと芸人としてコンプレックスがあった――書籍には、最初は作家志望で養成所に入ったと書かれていましたね。バービーさん(以下、バービー):そうですね。正直、それはずっとコンプレックスとして根底にありました。本当になりたい自分にはなれていないな、というか。今やっとこうやって形にさせてもらったけど、自分には書く才能がないってずっと思っていたんですよね。30歳くらいのときかな、そんな自分が嫌すぎて、周りの飲み友達に「私は書くから飲みに誘わないで」って言って1週間くらい家にこもったことがありました。結果、一枚も書かないまま終わって、ああ何も書けなかった……って自己嫌悪に陥る負のループでした。――バービーさんって行動的なイメージがあったので、そういったくすぶっていた時期があったのは意外でした。バービー:タレントって結局、請負仕事なんですよね。与えられた役割を担うことが大事。そこに自分の思想を挟んで売れる人もいるけど、私はそれをせず、与えられた枠を全うするというスタンスでしか仕事をしていなかった。そういうところで無意識にモヤモヤは溜まっていたかも。ad芸人だからこそ“空気”には敏感でいなくちゃ――請負仕事といいつつも、女性差別になるような言動に敏感だったり、バービーさんは時代の流れをキャッチする能力が高い印象です。テレビの世界で役割を全うしながらも、客観的に業界を見ることもできている。それってどうしてだろう、って。バービー:私が根っからの芸人ではないかもしれないですね。心のどこかで、お仕事と割り切ってやっているところがある。もちろんパブリックなバービーとしての役割を全うしようということには命をかけていますけど、脳みそ全体が芸人ではなくて、一人間としての部分も残っている。だからSNSとか見ても、一般人としての感覚で情報をキャッチしていたりする。――なるほど。バービー:ただ同時に、芸人だからこそ空気には敏感じゃないといけないとは思うんですよね。笑いって、社会的な常識や空気があって生じるものだから。たぶん他の芸人のみなさんも敏感に感じ取ってはいると思います。ただ、それをどう表現するかはまた人によって違う。テレビで使われやすい表現は色々あるし、みんな葛藤していると思います。ad1大事なのは選択肢があること――たとえば最近だと「誰も傷つけないお笑い」というのが、SNS上でも評価されやすい傾向に感じます。そこについてはどう感じていますか。バービー:誰も傷つけなくて面白いなんて最強だなと思いますけど、全部が全部のお笑いが人を傷つけてはいけない、傷つけたら逮捕だ、みたいには思わないです。取り締まりたいわけではないし、やっぱりパランスは保っておかないといけない。誰も傷つけないお笑いしかない世界は、そっちの方が不健康な社会だと思うし、より過激な人が生まれやすい気もします。バランスを保ちながら、自分が好きな方を選べばいいじゃん、って。――たしかにお笑いをどう楽しむかは個々人の自由ですよね。バービー:ただ、テレビだと勝手に流れてきてしまうせいで、受け手側が選びとるのが難しい。だからテレビの場合は傷つけないことをもっと考えた方がいいんじゃないかなとは思います。大衆が見るものは、大衆に寄り添った方がいいですよね。そこは時と場合によって使い分けながらバランスをとっていければいいのかな、って。***************最終回となる次回は、バービーさんの「恋愛観」に迫ります。バービーさん初エッセイ集『本音の置き場所』【Amazonはこちら】【PROFILE】バービー1984年北海道生まれ。2007年、お笑いコンビ「フォーリンラブ」を結成。男女の恋愛模様をネタにした「イエス、フォーリンラブ!」の決め台詞で人気を得る。FRaU WEBにてエッセイの執筆ほか、TBSひるおびコメンテーターや町おこし等にも尽力。2020年7月からはTBSラジオ「週末ノオト」パーソナリティを務める。また、2020年2月にバービーのプロデュースで話題を生んだピーチ・ジョンコラボ下着が好評につき第2弾決定。昨年末開設したYouTube「バービーちゃんねる」では270万視聴回数を超える動画もあり好評配信中。【FRaU

リンク元

Comments

Copied title and URL