山崎育三郎×小籔千豊 後編「山崎さんのお話伺ってて、『小公女』って童話のこと思い出しましたわ」【連載 はなうたまじり】

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山崎育三郎【はなうたまじり】人と会って、話して、楽しくて。思わず鼻歌を歌いたくなる。歌で心に温もりと潤いを届ける“歌うスーパー美容液”山崎育三郎さんが、「今会いたい人」と「こんなことやってみたい」ということを実現して、おしゃべりもするこの連載。 今回のゲストは、小籔千豊さん。初対面、オンライン、畑違い……。対談としては三重苦の中、編集部の提示した「ピンチをチャンスにした話」を広げていく二人。前編では、娘さんが留学を考えているという小藪さんが山崎さんの留学時代の話を聞いて「16歳にしては、あまりに壮絶な経験」と、正にピンチをチャンスに変えた山崎さんの勇気を誉め称えるシーンも。後編でもたくさんの名言が飛び出します!前編はこちらから!【小籔さんとオンライン飲み】後編-クレジット-小籔さん:ジャケット¥63800、シャツ¥50600/copano86(Milok) 山崎さん:ボーダーニット¥24000、プリントTシャツ¥9500、ベルトワイドパンツ¥25000/ウィザード(ティーニー ランチ)ad山崎さんの話を聞いて、チャンスって、どこまでいってもアウトプットでしかないんだと思った。■小籔 山崎さんは、どんなきっかけでミュージカルに?■山崎 音楽好きの母の影響で、小3の時、ボーカルレッスンに連れて行ってもらったことが始まりです。人前が苦手で、引っ込み思案な僕を心配して、何か自信を付けさせたいと思っていたみたいです。初めて出場した童謡コンクールで審査員特別賞をいただいて、歌が僕にとって特別なものになった。小学校6年の時に、ミュージカルの全国オーディションで主演に選ばれてデビューしました。稽古期間中は怒鳴られまくったけど、初日の舞台のカーテンコールで、「僕は、これをやっていきたいんだ」と思ったんです。■小籔 やっぱり親ってすごいですねぇ。■山崎 ​でも、そこから変声期でスランプを迎えたり紆余曲折があって、本格的に大人向けのミュージカルにデビューできたのは21歳の時。で、29歳の時に事務所が倒産して。■小籔 またえらい苦労してはりますなぁ。■山崎 それまで積み上げていたものを全部ゼロにして一人で始めてみようと、3〜4ヵ月、マネジメントも自分一人でやっていました。でも、ミュージカルの仕事だけやっていても、ファンの裾野は広がっていかない。もっとミュージカルを盛り上げたいなと思っていた矢先、今の事務所との出会いがあって、そこから「下町ロケット」への出演につながるんです。ゼロから映像の世界に挑戦するのは怖かったけれど、怖い場所に飛び込まないと、新しい景色は見えないんじゃないかって。あの、ダンスパーティの時と同じように、もう一人の自分が、「行け!」と叫ぶ(笑)。■小籔 仕事の幅を広げる理由は、ちょっと共通するところがありますね。僕が、いろんな仕事に手を出す中で、僕なりに大事にしていることがあるとすれば、人のマネはしないってことと、好感度気にしてテレビに合わせたりはしないってことですね。■山崎 確かに、唯一無二という感じはします。ad1■小籔 そんな大層なこともないんですけど、僕は新喜劇で座長になれたとき、「これで60超えるまで飯が食えるかな。家賃払えるパスポートがもらえたな」と思って嬉しかった。座長になって最初にやったことは、高めの生命保険に入ることでした(笑)。で、大阪でもちょっとだけ皆さんに可愛がってもらって、今はセリフもある、テレビも何本も出る、テレビの偉いさんが声をかけてくれる。でも、新喜劇は自分が作った劇団ではなく、先人たちが作ってきた船にパッと乗せていただいただけ。そこで私腹を肥やすだけではセコいなと思うので、先輩座長がやってないことで、何か貢献できることはないか。この感動を広げるためになんか努力せなと思っているところです。■山崎 うわ、僕のミュージカルにかける思いと一緒ですよ!■小籔 もう一つ、山崎さんのお話伺ってて、昔読んだ「小公女」って童話のこと思い出しましたわ。金持ちの女の子が貧乏になる話なんやけど、一度も栄光を手に入れられないのも辛いけど、若い頃に栄光を手に入れて、それを失ってからの人生の方がハードやと思う。でも、山崎さんは若い頃にそれを経験したから、チャンスをモノにできた。チャンスって、どこまでいってもアウトプットでしかない。留学時代の話にもあったように、今まで積み重ねてきたことを爆発させられなかったら、せっかく来たチャンスは摑めない。結局、ピンチや苦労の時の方が、インプットの時期やってことです。若い頃は、「苦労は買うてでもせい」と大人に言われて、「意味ない、苦労なんて」と思ってた。でも、今は娘にも、苦労させた方がええんかな、と(笑)。■山崎 ​留学のこと、何でも聞いてください。あと、コヤブソニックにもいつか呼んでください!《

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